乳腺外来 胃腸科・内科受診のことなら豊田魚津クリニック

2008年05月14日

糖尿病の確定診断3

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カラタネオガタマ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

『経口糖尿病負荷試験』(成人では75gのブドウ糖を飲む)で検査を行う場合もあります。いずれにしても血糖値により『正常型』『境界型』『糖尿病型』に分類されます。
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2008年05月11日

糖尿病の確定診断2

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マルバシャリンバイ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 前回示した糖尿病血糖値基準は、1回の判定ではなく別の日に再度判定を行い、やはり同様の結果であれば糖尿病と判定されます。ただし、1回の判定でも口渇、多飲、多尿、体重減少、糖尿病性の網膜症などの糖尿病の典型的症状が有ればこの時点で糖尿病と診断されます。
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2008年05月07日

糖尿病の確定診断1

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 糖尿病の大きな特徴は高血糖状態が持続することです。即ち、血糖値の変化(食前、食後など)を測定し決められます。具体的には本日の画像のごとくで、空腹時血糖110mg/dl以下が正常、110-126mg/dlが境界型、126mg/dl以上が糖尿病型。
食後2時間値が140mg/dl以下が正常、140-200mg/dlが境界型、200mg/dl以上が糖尿病型となります。
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2008年05月03日

糖尿病で尿糖が出る理由2

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タニウツギ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

中高年で発生する『2型糖尿病』では、尿糖が出る閾値正常が上昇している場合があります。これにより尿糖が出るのが遅れ、病気発見が遅れる場合があります。
 糖尿病は尿糖陰性でもかならずしも安心できません。
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2008年04月30日

糖尿病で尿糖が出る理由1

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シジミバナ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 腎臓が正常に働いている場合。血糖値が有る濃度(閾値)を超えると、つまり血糖値が一定量を超えるとバケツの水があふれるように尿に糖が出ます。その血糖値は普通160~180mg/dlとされています。この値は年齢にも影響されます。高齢者では高く、若年者では低い傾向にあります。
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2008年04月27日

尿糖が出ない。でも糖尿病ですか?

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ヤマブキ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 糖尿病患者の多くは、尿に糖が出ます。これを『尿糖』と呼びます。しかし、一部腎臓の異常から低い血糖値でも尿に糖が出てしまう『腎性糖尿』と呼ばれる場合もあります。糖尿病とは『血糖値の高値が持続する病気』であり、これによる様々な合併症が問題となります。
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2008年04月23日

糖尿病が発見されるきかっけは?

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カリン(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 きっかけは人により様々です。以下に多いものから上げてみます。
(1) 妙にのどが渇く。
(2) 人から『やせたね』などと言われる。
(3) トイレが近い。
(4) 疲れやすい。
(5) 何の自覚症状もないのに、検診や人間ドックで『糖尿病』と言われた。
などです。発見されたきっかけは同あれ、糖尿病をコントロールすることが健康で長生きする秘訣です。
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2008年04月20日

糖尿病の合併症2

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ハボタン(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

三大合併症は?

 『高血糖状態』を放置することによる直接の合併症は、『毛細血管傷害』です。次のように上げられています。
(1) 網膜症:眼の奥の網膜が傷害され、最悪の場合失明します。
(2) 腎症:腎臓の血管が傷害され、腎不全となり、最終的に透析が必要となります。
(3) 神経症:末梢神経の神経が傷害され、痺れや痛みを感ずる場合があります。また、知覚障害から手足のやけどや容易に怪我してしまう場合もあります。
以上が3大合併症です。合併症の程度や進行状況には個人差があり、また、ある程度進行してしまうと進行を止めることが困難です。
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2008年04月16日

糖尿病の合併症1

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アケビ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

糖尿病を放置するとどうなりますか?

 軽症の糖尿病でも治療せず放置すると、脳梗塞や心筋梗塞などの太い血管が詰まる合併症が発生します。糖尿病患者では、その頻度が健康な人に比較し2~4倍とされています。
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2008年04月13日

糖尿病の症状

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アオキ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 糖尿病で血糖値が高くなるとどの様な症状が出るのでしょうか?

次のような症状が出ます。
(1) 多尿:尿に糖が大量に出るとき、同時に水分も一緒に出ます。
(2) 口渇:尿がたくさん出るために脱水状態になります。
(3) 多飲:脱水で喉が渇くために水分をたくさん摂るようになります。
(4) 体重減少:糖が十分に使用できないので、不足を補うためにタンパク質や脂肪が使用されて体重が減少します。
(5) 全身倦怠:体重減少から全身がだるくなります。
(6) 意識消失:重症になると、著しい脱水から血液が酸性となり意識がなくなる場合が有ります。
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2008年04月09日

糖尿病はどんな病気? 2

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ムラサキケマン(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)


 血糖値とインスリンの働きは?

 糖尿病とは「インスリンの作用が不十分なためブドウ糖が有効に使用されず、血糖値が高い状態」を言います。
 糖尿病の原因にはインスリンの分泌が減少する「インスリン分泌不全」と、たくさんインスリンが分泌されているにもかかわらずその効力が減少する「インスリン抵抗性」があります。いずれにしても、インスリンの作用が不十分であり全身に種々の影響が現れます。
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2008年04月06日

糖尿病はどんな病気? 1

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イカリソウ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 我々が食べる食事の内で、ごはんや甘いもの(炭水化物)は消化され、小腸からブドウ糖として血液中に吸収されます。このブドウ糖は筋肉の運動や、脳の活動に必要なエネルギー源です。
 膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる細胞群の一部のβ細胞から「インスリン」とよばれるホルモンが分泌され、これがブドウ糖の血液中の濃度を一定に保っています。
 つまり「インスリン」が働いて、全身の細胞にブドウ糖を燃料として取り込ませたり、肝臓でブドウ糖をグリコーゲンや脂肪に変化し蓄積させたり、筋肉でもブドウ糖をグリコーゲンとして蓄積させます。
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2008年04月02日

糖尿病の歴史3

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サクラ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 1921年カナダのバンティング博士と医学生のベストによりインスリンの本体が発見され、翌年からインスリンが臨床応用されるようになりました。また、最近の20年間でより詳しい糖尿病の原因や治療技術が発達しました。
 このように糖尿病はかなり明らかになりましたが、現在でも三大合併症(眼、腎臓、神経)を完全に克服することは容易ではありません。しかし、少なくとも「糖尿病」をうまくコントロールすればこれらの合併症を防ぐことができます。即ち、糖尿病は「自己管理する病気」と言われます。
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2008年03月30日

糖尿病の歴史2

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ヒサカキ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 糖尿病の原因や治療がわかってきたのは19世紀末です。ドイツのフォンメーリング博士とミンコフスキー博士が行ったイヌの実験で、イヌの膵臓を摘出すると糖尿病が発生することが証明されました。即ち、膵臓で作られる何らかの物質(インスリン)が不足すると糖尿病になると解りました。現在では、インスリンの不足のみならず、インスリンが十分に働かないことが糖尿病のもう一つの原因であることも解っています。
posted by toyotauozu at 18:07| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

糖尿病の歴史1

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キブシ(http://www.hana300.com/aakaisetu.html画像提供)

 しばらく「乳癌」の話題ばかりでした。このあたりで、話題を変えて、身近な生活習慣病である『糖尿病』について、「糖尿病治療の手引き」(日本糖尿病学会編)を参考にしながらお話しをさせていただきます。気軽にお読みいただけるように努力いたします。よろしくお願いします。
 さて、「糖尿病」が歴史に登場したのは、3500年前にエジプトで、古文書に「体から生気が流れ出す病気」と記載されたのが初めてとされています。
posted by toyotauozu at 07:09| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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